LEGEND 誘惑のナイトスポット
大分市都町、第一マルタケビルの3階。
エレベーターのドアが開き、
緋色の絨毯を一歩踏み込むと、
そこは在りし日のアジア租界、
美しきナイトスポット。
南洋美女たちの
艶やかな肢体。
深海の神秘を讃えたような瞳で
視線の罠を仕掛けて来る。
忘れてしまいたい人。
流してしまいたい時間。
明日という空の向こうへ
ゆっくり離陸するため、
伝説の女たちの吐息で
熱帯夜の気持ちを
吹き飛ばしてしまいたい。
芸能ライセンスを手に来日した、フィリピンダンサーたち。
一口にフィリピーナといっても、ほぼスペインやイタリアなど、ヨーロッパの血が流れている彼女たちは、何よりも眼力が美しい。
細く長く伸びた手足。
日本人とは比べ物にならないくらい高い、ウェストポジション。
七色に輝くムーヴィングライトやミラーボールに映える
ダンサーたちの美しい造形美を眺めていると、
ここが大分だなんてまったく忘れてしまう。
恋愛を忘れている男は、やはり、男である人生を忘れている。
言葉があやふやだったり、笑顔の意味が分からなくなったり。
そんな時には、リハビリが必要。


私に逢いに来て。
彼女は、まっすぐそう言うだろう。
ストレートに伝わる優しさが、
男の明日を元気にしてくれるエナジーだと思うが。
眉唾だろうか?






白銀クラブって?